ランニングをしていて足の裏が痛くなる方がいらっしゃると思います。
足の裏と言っても痛む部位によって、原因となる筋肉や骨は様々です。
今回は「着地方法」で足の裏に痛みが出た方の紹介をします。
大体このような状態です。
それでは解説していきます。
この土踏まずの痛みは陸上の短距離をされていた方に多い症状の一つでもあります。
原因の一つに着地方法の違いがあります。
↓この動画をご覧ください
100mの世界記録保持者ウサインボルトの走り方をスローで紹介してます。
見たらわかりますが、つま先で着地しています。
短距離の選手はみんなこの走り方になります。
知らず知らずのうちにMさんもこの走り方でランニングをされていると考えられます。
短距離だったら良いのですが、このつま先着地で走り続けるとほぼ間違いなくアーチ部分を怪我します。
フォアフットという走り方をご存知の方も多いと思いますが、誤解されてる方が多いので一応その解説もしておきます。
↓まずはこの動画をご覧ください
これがフォアフットと呼ばれる走り方です。
完全につま先で走ってるわけではなく、足の真ん中の小指側がファーストタッチしているのを映像から確認出来ると思います。
つま先で着地してつま先で走るのがフォアフットじゃないんです。
もう1人紹介します。
れが一番わかりやすいと思います。
やはり小指側で着地してますよね。
かかとは若干接地するけど、ほとんどしません。
短距離と長距離の着地方法が違うことは映像で確認出来たと思います。
Mさんの靴の裏を見たらやはりつま先で着地してる跡がありました。
ということは、やはり着地に問題がありそうな感じでした。
それと足首の関節がかなり緩くなっていました。
これは昔捻ったり、ヒールを履いて歩くことが多かったりしたことが原因と考えられます。
足首の前側が痛いのは足の裏をかばって走った影響と思われるので、足の裏の痛みが引けば自然治癒するはずです。
こればかりは様子を診ないとなんとも言えません。
Mさんの治療を簡単に書きます。
足の裏からふくらはぎに付く筋肉がいくつかあるのですが、その筋肉をほぐしました。
それと足の裏を超音波治療器をしました。
それでだいぶ痛みが引いたようでした。
通院の必要はほとんどないと思います。
また痛みがあれば通う必要がありますが、着地さえ気を付ければあとは治ると思います。
フォームの癖はすぐにとれるものではありませんので、着地のアドバイスを根気強く伝えつつ、治療を繰り返すことで競技復帰をいち早く出来るようになります。
もちろん場合によっては一時休養を取る必要がある時もありますが、早期治療であればあるほど競技復帰も早くなります。
競技復帰が早くなればそれだけ練習もたくさん出来るようになり、競技力も上がります。
体のケア・メンテナンスは大事ですので皆さんも自分のいきつけの治療院を見つけてくださいね(*^ω^*)
その治療院にぼくの手がなれたら幸いです!