ふくらはぎの痛みの治療方法　― 腰から整えるアプローチ ―

ふくらはぎの痛みを改善するには？｜ぼくの手整骨院での治療方法

治療方法

下腿裏側上部の痛みの治療では、まず痛みが出ているふくらはぎそのものを丁寧に確認し、筋肉や腱の状態を整えることが大切です。ただし多くの場合、その背景には腰や骨盤の不安定性、体幹の使い方も関わっているため、局所だけでなく全身をあわせて改善していく必要があります。当院では「ふくらはぎを直接ケアすること」と「腰・骨盤を含めた全身の調整」を組み合わせて進めています。

1. 触診・評価

• ふくらはぎ裏側上部の圧痛や腫れ、筋緊張の有無を確認
• ハムストリングスや腓腹筋の柔軟性、収縮のバランスを評価
• 片脚立位や歩行で、腰（骨盤）や膝などの安定性をチェック
• 腹筋下部や骨盤の働き、腰部の影響もあわせて確認

まとめ： 痛みのあるふくらはぎをしっかり評価したうえで、全身のつながりを見ていきます。

2. 手技による施術

• ふくらはぎの緊張を和らげ、血流を促進
• ハムストリングスや腓腹筋の柔軟性を回復
• 殿筋や股関節まわりの硬さを整えて負担を軽減
• 必要に応じて腰や骨盤の動きを調整し、神経へのストレスを減らす

まとめ： 痛みのある場所を直接ケアしつつ、痛みの原因となっている部位にもアプローチします。

3. リハビリ・運動療法

• ふくらはぎの正しい使い方を再教育し、再発を防ぐ
• 体幹と殿筋を強化し、骨盤を中立位で安定させる
• 股関節から下だけを使ったジャンプ運動で、上下動を抑える感覚を習得
• 片脚での安定性を高め、走りのフォームに結びつける

まとめ： 局所の回復に加えて、動き全体を改善することで、より長く快適に走れる体をつくります。

4. 日常・ランニングフォームの見直し

• 普段の歩行や片脚立ちでふくらはぎに無理がかかっていないかを確認
• 腰の前弯もしくは後湾した状態だったり、膝を伸ばしきって走ったりする癖を修正
• 上下動を抑えるフォームを意識し、腰やふくらはぎへの負担を軽減
• シューズや練習環境も確認し、必要に応じて調整

まとめ： 日常生活や走り方の癖を見直すことが、症状改善と再発予防につながります。整えることが改善の仕上げになります。

---

実際にふくらはぎ上部の痛みで来院されたランナーの症例はこちらでご紹介しています。
▶ ふくらはぎ上部の痛みの症例集ページ

ふくらはぎ上部の痛みの詳しい原因をもっと知りたい方はこちらもぜひご覧ください。
▶ ふくらはぎ上部の痛みの原因解説ページ】