症例2
🧑🦰 患者プロフィール
- 年齢・性別:高校2年生 男子
- 住まい:鹿児島市
- ランニング状況:陸上部長距離(5000m)、週6日練習、月間250km前後
🩺 来院時の症状
- インターバル走を多く入れた強化期に、右股関節の前側に違和感が出現。
- 400mの後半でストライドを伸ばすとズキッと痛む感覚があり、股関節を伸ばしきれない。
- 朝起きたときや椅子から立ち上がるときにも前側がつっぱるようになった。
🔍 検査・評価で分かったこと
- 股関節の伸展で詰まり感があり、腸腰筋の柔軟性が著しく低下
- 骨盤の後傾位が定着し、腹部の支持力が乏しい
- 大腿直筋の短縮と、下腿後面の柔軟性不足により、骨盤が後傾した状態での走行が定着
- 走行中はストライドが過大で、接地が身体前方に入り前側への牽引が大きい
🛠 施術・リハビリの内容
- 股関節前面の緊張除去と骨盤の可動性回復を目的とした手技を実施
- 体幹→股関節周囲→殿筋の順に連動させる段階的エクササイズから開始
- ASLR(片脚上げ)において腹部主導で股関節屈曲を誘導し、腸腰筋への過剰な依存を軽減
- ジャンプ・着地・方向転換動作でも骨盤を安定させるトレーニングへ移行
🏃♂️ 再発防止のために
- ランニング時はスプリント局面でのストライド制御を意識
- 週1の補強トレ(骨盤安定+ヒップヒンジなど)を練習前に継続
- 座位姿勢・スマホ使用中の骨盤後傾癖を改善指導
😊 患者さんの声
「痛いところを押してもらうだけじゃなくて、動き方そのものを変えることが大事なんだと初めて知りました。県大会にも間に合って本当に良かったです。」
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