ランニングで股関節の後ろ側を痛めた方の治療例5

症例5

🧑‍🦰 患者プロフィール

  • 年齢・性別:30代 女性
  • 住まい:姶良市
  • ランニング状況:週2回ジョグと週末のLSDを中心に月間150km程度。マラソン完走を目指して半年ほど前から距離を少しずつ増やしている
  • フルマラソンのタイム:4時間50分

🩺 来院時の症状

  • 15km走の翌日から、左殿部の奥にジワッと張る感じが出始めた。
  • 数回のラン後には、10kmを超えると着地ごとにお尻の奥が重く痛むように変化。
  • 長く座った後や階段を上がるときにも違和感があり、特に坂道ランやペースアップ時に痛みが顕著。
  • ストレッチでは一時的に楽になるが、数日後には再発を繰り返す状態。

🔍 検査・評価で分かったこと

  • 中殿筋と梨状筋に圧痛があり、股関節外旋の可動域に制限
  • 骨盤が走行中に過度に前傾し、腰を反る代償動作が強い
  • 腹筋下部の支持が弱く、片脚立位で骨盤が不安定
  • 接地時に膝が内側へ入るフォーム傾向があり、殿筋の出力タイミングが遅れてハムストリングスに負担が集中
  • ストライドを無理に伸ばすフォームで、殿筋群に伸張ストレスが蓄積

🛠 施術・リハビリの内容

  • 殿部深層の筋緊張を調整し、股関節外旋・外転のスムーズな動きを再獲得
  • ドローインやヒールタップなど腹筋下部の活性化を優先し、骨盤中立位を安定させる練習
  • ヒップヒンジとデッドリフトなどで、大殿筋の正しい主働動作を再教育
  • スタンディングリーチやクロスランジで、体幹と股関節の連動を強化
  • 5週目には10kmランで痛みが出なくなり、6週目に15kmペース走を無痛で実施可能に

🏃‍♂️ 再発防止のために

  • 腰反りと骨盤傾きを定期確認
  • 日常動作で下腹部を意識した骨盤コントロールを習慣化
  • ランニング前のウォームアップにヒップヒンジ+体幹活性エクササイズを必ず追加
  • 練習後には簡単な片脚バランス・股関節安定ドリルを数分行うことをルーティン化

😊 患者さんの声

「お尻の奥の痛みは走りすぎが原因と思っていましたが、体幹と骨盤の支えを意識することで走る感覚が変わりました。今は15kmを走っても痛みがなく、フルマラソンが楽しみになりました。」

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