ランニングで股関節の後ろ側を痛めた方の治療例4

症例4

🧑‍🦰 患者プロフィール

  • 年齢・性別:小学4年生 男子
  • 住まい:鹿児島市
  • 運動状況:地元のサッカークラブに所属し、週3回の練習と週末の試合・遠征が続いている。ポジションはサイドハーフで、キック・ダッシュ・切り返しの動作が多い
  • 競技歴:4年目、最近は強化チームに昇格し、練習の質と量がともに増加

🩺 来院時の症状

  • 試合後から、右のお尻の奥が張っているような違和感を訴えるようになった。
  • 当初は軽い筋肉痛のような感覚だったが、強いキック動作やスプリントの後に痛みが強くなる傾向があり、翌朝にも残る。
  • サイドステップやターンのときに違和感が強く、徐々にプレーの中で足をかばうような動きが出てきた。
  • 学校の椅子から立ち上がるときにも気になるようになってきた

🔍 検査・評価で分かったこと

  • 中殿筋・梨状筋に軽度の圧痛と緊張があり、股関節外旋と外転動作に左右差がみられる
  • 腹筋下部の活動が弱く、片脚立位で骨盤が側方に崩れる
  • キック動作の直前で体幹が後方に傾き、殿筋群が伸張されたまま力を受けるフォーム
  • 骨盤が過度に前傾したままダッシュしており、着地の衝撃が殿筋へ集中
  • 全体的に体幹と下肢の連動性が弱く、股関節周囲の筋肉に単独で負担がかかっている状態

🛠 施術・リハビリの内容

  • 殿筋群の過緊張を軽減し、股関節外旋・外転動作の滑らかさを回復させる穏やかなアプローチを実施
  • 腹筋下部を意識したドローイン練習を導入し、骨盤の中立位の感覚を養う
  • ヒップヒンジと片脚スクワットの基礎動作から始めて、大殿筋と中殿筋の正しい出力タイミングを再学習
  • 3週目には強めのキックでも痛みなくプレーできるようになった

🏃‍♂️ 再発防止のために

  • 立ち姿勢やボールを受ける準備姿勢で、骨盤前傾を抑えて下腹部の支えを意識するよう指導
  • 練習後の疲労が蓄積する前に、自宅での簡単な体幹トレーニングやストレッチを継続
  • 定期的に走る・蹴る・止まるの動作を軸から崩さないよう本人と確認

😊 患者さんの声(保護者代筆)

「走ったあとやキックのときにお尻の奥が痛そうにしていたのが心配でしたが、体の使い方や姿勢を見直すことでプレーの安定感も出てきました。本人も“走るときにブレなくなった”と言っていて、自信がついてきたようです。」

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