症例4
🧑🦰 患者プロフィール
- 年齢・性別:40代 男性
- 住まい:指宿市
- ランニング状況:月間180km、サブ4目標で週4回練習
- フルマラソンのタイム:4時間5分
🩺 来院時の症状
- 30km走の翌日から、右股関節の前側(上前腸骨棘の下あたり)に軽い痛みを感じるようになった。
- 当初はストレッチで解消していたが、1週間後のスピード練習後に痛みが強くなり、3km過ぎからは脚を前に出すのがつらくなった。
- 坂道の上りや階段昇降で股関節がつまるような感覚もあり、仕事中も気になるようになってきた。
🔍 検査・評価で分かったこと
- 股関節屈曲・外旋の可動域が制限され、特に屈曲終末域でつまり感あり
- 大腿直筋と腸腰筋の過緊張が顕著で、骨盤前傾と腰椎伸展の代償が強い
- 腹横筋・骨盤底筋の収縮が不十分で、ヒールスライドで骨盤が先に動いてしまう
- フォームでは接地のたびに骨盤が前方に突き出る動作が見られ、股関節に負担が集中していた
🛠 施術・リハビリの内容
- 股関節前面の滑走性改善を目的に、モビリゼーションと筋緊張の解除を実施
- 腹筋下部を中心とした体幹の安定化トレーニングから開始
- ヒップヒンジの習得と、股関節屈曲〜伸展の協調運動を意識したエクササイズを導入
- 5回目以降、フォームドリルを併用しながら10km走行中の違和感がほぼ解消
🏃♂️ 再発防止のために
- ピッチを維持しつつストライドを抑えるフォーム改善を継続指導
- ラン前のウォームアップで体幹と殿筋を先に活性化させるルーティンを確立
- 骨盤前傾・腰椎伸展優位の姿勢への意識を日常生活でも共有
😊 患者さんの声
「昔から股関節が詰まる感じがあったけど、今回でようやく原因がわかった気がします。動きの順序を変えるだけで、走りやすさがかなり違いますね。」
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